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  1. 仙台市議会 2004-01-21
    経済環境委員会 本文 2004-01-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから経済環境委員会を開会いたします。  まず、委員皆様に御報告を申し上げます。  このたび、会派異動がございましたが、従来どおり、御着席いただいている席に変更ございませんこと申し上げます。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会開催し、委員会審査事項以外の所管事項について、当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。  審査に入ります前に、来月の常任委員会についてお断りを申し上げさせていただきます。  第一回定例会招集日は、2月19日予定とお聞きいたしておりますが、定例会中の常任委員会が2月中と決まれば、その日に開催となりますが、3月の開催となりましても、私といたしましては、2月の閉会中の常任委員会日程を繰り上げて定例会前に開催するということは考えておりませんので、委員皆様の御理解をよろしくお願いいたします。              《閉会継続審査について》 2: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  「仙台市の中央卸売市場業務について」審査いたします。  それでは、「仙台市の中央卸売市場業務について」報告願います。 3: ◯経済局長  仙台中央卸売市場は、市民生活に欠かすことのできない生鮮食料品等市民皆様に適正な価格で安定的に供給いたしますとともに、生産者には継続的で安定的なルートを確保するという役割を担っております。本日は、中央卸売市場取引状況につきまして、水産物青果及び花きの各部門については中央卸売市場業務課長から、食肉部門につきましては、食肉市場長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 4: ◯中央卸売市場業務課長  それでは仙台中央卸売市場取引状況のうち、水産物部青果部花き部につきまして御説明申し上げます。  お手元資料1、仙台中央卸売市場取引状況についての3ページをお開き願いたいと思います。中央卸売市場概要といたしまして(1)に昭和35年に市場開設認可を得た以降の沿革につきまして、(2)に現在の施設概要を記してございます。現在、水産物部青果部を擁します本場、そして本場花き部食肉市場の3カ所におきましてそれぞれ市場取引が行われております。(3)は現在の市場取引にかかわります関係業者数でございます。水産物部青果部花き部につきましては、複数卸制をとり、それぞれ卸業者は2社となっております。仲卸売買参加者水産物部仲卸32社、売買参加者304人の登録となっております。以下、青果部花き部食肉部関係業者数を記載しておりますので、後ほど御高覧いただきたいと存じます。  それでは、取引状況につきまして部門別に御説明を申し上げます。  初めに、水産物部でございます。4ページをお開きください。この表は水産物部入荷量取扱金額キロ当たり平均単価につきまして、直近5年間とそれ以前5年刻みの数値をあらわしたものでございます。入荷量取扱金額とも平成2年をピーク逓減傾向にあり、平成11年には取扱金額が1000億円を超えたものの、それ以降は全国的な鮮魚価格の低価格基調から数量はほぼ横ばいを示しながらも、取扱金額減少傾向となってございます。平成15年の入荷量は前年を若干下回ります、12万5696トン、金額につきましては、864億円、前年比91.2%となりました。これは消費の低迷に加え、カツオ、サンマ、サケ等のいわゆる大衆魚が豊漁により大幅に値を下げ、これが冷凍品等単価にも影響し、全体として安値展開となったことが大きな要因であろうかと思われます。5ページには最近5年間の鮮魚冷凍品、塩干加工品入荷量を示してございます。鮮魚冷凍品は相互に補完関係にございまして、鮮魚冷凍品合計取扱数量はほぼ横ばいを示しております。塩干加工品は対前年比90%の取り扱いとなっておりますが、これは特に練り製品の減少が大きく影響したものと思われます。6ページは部門別取扱金額推移でございます。先ほど申し上げましたように、平成11年以降の価格低下基調をあらわした結果となってございます。7ページから8ページにかけまして、本市場で取り扱われました鮮魚冷凍品、塩干加工品取扱数量上位10位までの品目をあらわしてございます。後ほど御高覧ください。8ページ、9ページは出荷市場が所在します都道府県別取り扱い順位をあらわしたものでございます。いずれも地元宮城県からの集荷が第1位となってございます。次に10ページでございますが、参考といたしまして全国中央卸売市場水産物部取扱高を掲載いたしております。後ほど御高覧ください。なお、中央卸売市場水産物部を開設しております都市全国46都市でございますが、本市取扱金額はその中で第7位となってございます。  次に、青果部でございます。11ページをお開き願います。この表は水産物部と同様、年次別取扱高推移をあらわしたものでございます。平成2年以降入荷量取扱量とも低減傾向にあり、平成15年は対前年比で入荷量が3%、取扱金額は1%ほど減少いたしました。12ページ、13ページでございますが、野菜果実それぞれの入荷量取扱金額を掲載してございます。ここにございますように、野菜につきましては、ほぼ前年並み入荷量となりましたが、果実につきましては、14年産果実越年在庫量が少なかったこと、作付面積減少天候不順による果実肥大等影響が見られたことから、対前年比9%の減となりました。これが結果として青果部の全体としての取り扱い減につながったものでございます。14ページ、15ページに野菜果実品目別出荷地別取り扱い順位表が、16ページに青果物の主な輸入国取扱数量金額を記載してございます。後ほど御高覧ください。なお、入荷量に占めます輸入費割合野菜が4.8%、果実が24.7%となっております。次に17ページをごらんいただきたいと思います。参考といたしまして、全国中央卸売市場青果部取扱高をあらわしてございます。後ほど御高覧いただきたいと存じます。なお、本市青果部取扱高中央卸売市場青果部開催しております全国55都市のうち、第8位となってございます。  続きまして、花き部でございます。18ページをお開き願います。この表は花き部門年次別取扱高推移をあらわしたものでございます。取扱数量につきましては、平成7年以降増減を繰り返しながらもほぼ横ばいとなってございます。取扱金額につきましては、平成12年以降安値基調がうかがえる結果となってございます。平成15年は対前年比で入荷量が1%、取扱金額は3%ほど下回る結果となりました。19ページ、20ページに最近5年間の切り花と鉢物の入荷量取扱金額を、21ページ、22ページに品目別出荷地別取り扱い順位表を掲載してございますので、後ほど御高覧願います。23ページの(6)には輸入品取扱高を記載してございます。取扱数量に占めます輸入品割合は6.1%、金額は4.7%となってございまして、主な品目といたしまして、洋ラン、カーネーション、バラとなってございます。(7)には、全国中央卸売市場花き部取扱高参考として掲載いたしております。後ほど御高覧ください。なお、本市花き部取扱金額中央卸売市場花き部を開設しております全国20都市中、第2位となってございます。以上で水産物部青果部花き部取扱状況について説明を終わらせていただきます。
     なお、29ページをお開きいただきたいと存じます。参考資料といたしまして、本年3月完成に向け現在施工いたしております、マグロ売り場低温化工事施設整備概要について掲載させていただきました。こちらも後ほど御高覧いただきたいと思います。  以上でございます。 5: ◯中央卸売市場食肉市場長  それでは続きまして、食肉部取扱状況について御説明申し上げます。24ページをお開き願います。この表は他の部門と同様に入荷量取扱金額及びキログラム当たり平均単価年次別にあらわしたものでございます。入荷量につきましては平成7年をピークに、以降平成12年まで年々減少傾向になっておりますが、平成13年はBSE発生し、極端に減少いたしましたが、翌14年には回復の兆候が見られました。しかしながら、平成15年はBSE発生による子牛生産量減少肉牛飼育農家基牛導入手控え等影響と思われる全国的な飼育頭数減少から、当市場においても入荷量の大幅な減少となり、平成14年より2,600トン少ない、2万1691トンとなっております。また取扱金額についても、平成14年より10億円少ない、164億円となっております。次に、25、26ページは肉牛肉豚枝肉取扱高推移をあらわしております。肉牛については、頭数が前年より大幅に減少しておるものの、単価増によって前年並み取扱金額となっております。次ページの肉豚については、平成14年の単価BSEによる牛の代替需要もあって割高で推移しておりましたが、平成15年になって通常価格に戻ってきたため、9億円の大幅な減額となっております。次に、27ページでございますが、肉牛肉豚出荷地別取扱数量順位表でありますが、肉牛肉豚とも宮城県内入荷が3分の1強となっております。後ほど御高覧いただきたいと思います。また、下段には輸入品取扱高を記載しておりますが、取扱数量金額とも市場の総取扱数量金額のそれぞれ0.02%、0.06%のわずかな取り扱いとなっております。次に、28ページの(6)でございますが、全国中央卸売市場食肉部年度別の総取扱高参考までに記載しております。なお、平成14年の本市食肉市場取扱高全国10カ所の中央卸売市場のうち、第3位となっております。  次に、31ページをお開きいただきます。参考資料といたしまして、昨年度から繰り越し事業として進めておりました、予冷室の増設、懸肉室改良及び新大動物解体室BSE対策改良工事施設整備概要について記載しておりますので、後ほど御高覧いただきたいと思います。  以上で食肉部説明を終わらせていただきます。 6: ◯委員長  ただいまの報告を含めて、本件について質問等はありませんか。 7: ◯福島かずえ委員  ただいま中央卸売市場取引状況について御報告いただきましたが、それぞれの部門ごと全国取り引き金額の中で、仙台市の市場が非常に高い位置にいずれも占めておりまして、百万市民のみならず、東北全体の流通の拠点として、非常に重要な役割を果たしていると思っております。その中で、入荷量が減っているという問題であるとか、流通改革といわれる中で、市場に求められる機能がなかなかうまくいかない問題が多々あります。そうした問題については別の機会質問させていただくことにしまして、きょうは食の安全をめぐっての問題とアメリカ牛肉輸入禁止に伴う問題について若干伺いたいと思います。  まず昨年、卸売市場内に食の安全を統括する食品監視センターができまして、私も見させていただきましたが、非常に人も設備も充実していて、毎日、百万市民に安全な食糧供給ということでチェックをされておりますけれでも、ここと市場との連携が非常に重要だと思っておりますが、新たにできた監視センターとの連携についてどういう状況なのか、それからどういう点に御苦労なさっているのか、まずお伺いいたします。 8: ◯中央卸売市場業務課長  今お話がございましたように、監視センターができましてからかなり検体数もふえまして、また来年度もさらに強化すると伺っております。日常的には、実は関係業界が集まる機会がございまして、そこに監視センターの所長さんや職員の方においでいただきまして、1カ月間の検査状況につきまして情報交換を行いながら、なお衛生監視体制等についての啓発啓蒙を図るということで、現在そういう場を設けることにいたしております。非常に意見交換も活発に行われまして、私どもといたしましても、極めて有効に機能しておりますし、また関連業界も含めまして、非常に食の安全に関する意識高揚にはつながっているというふうに考えてございます。 9: ◯福島かずえ委員  私も食の安全の問題は取り上げてまいります中で、非常に監視センター役割というのは重要だと思っておりました。昨年度から非常に明るく、場所も広くなってスタッフも多くなり、しかも収去作業もまた増えて、市民の食の安全、安心に関する期待にこたえられるようになったのでないかと思っているところですが、それにつけてもやはりそうした収去検査がスムーズにいくためにも、市場との連携が非常に重要だと思いますし、また、経済局としては生産者流通消費者をつなぐ重要な役割責任を持っておりますので、今後も一層の御努力をお願いしたいと思っております。  もう一点につきまして、先ほどBSE発生平成13年度が非常に入荷量金額ともに落ちて、それに伴い昨年も取扱量がふえないというようなことがありました。アメリカ発生したBSEにより輸入が禁止されるという形で、国内産牛肉価格の高騰や品薄感が非常に心配されますし、また、仙台と言えば牛タンということが全国的になってくる中で、在庫数がどうなのか、観光目玉にもしている中でいろいろ心配される点がありますので、それに関連してお伺いしたいと思います。  まず、食肉市場の中での価格の変動であるとか、そういう問題についての状況、それから市としての対応について伺いたいと思います。 10: ◯中央卸売市場食肉市場長  アメリカ産のBSE影響でございますが、当市場では先ほど説明いたしましたとおり、アメリカ産の牛の部分肉については取り扱いはないわけで、直接的な影響はない状況です。ただし、相場において輸入牛肉と競合する、いわゆるB2、B3クラス、ホルスタインと交雑種ですね、いわゆるテーブルミートになる部分については急激に値が上がっておりまして、BSE発生前の取引価格を現在は上回っている関係もございまして、入荷量も同クラスといわゆる廃用牛ですね、そういったものも含めて現在ふえておる状態であります。和牛については好調な相場で顕著な変化は見られない状況で、引き続き相場がよい状況で続いております。また、肉豚については、代替需要から一時的に値上がりし、入荷量もふえたのですが、先週末にはまた通常状態に戻っているという状況でございます。 11: ◯福島かずえ委員  まだアメリカから輸入した牛肉在庫がかなりある中で、今のような状況が起きておりますが、今後、輸入禁止がいつ解かれるかわからない中で、先ほど言いました仙台といえば牛タンという、その牛タン仙台消費する9割ぐらいがアメリカ産だというような報道もあります。今はいいけれども、この先某大手牛丼店などでは2月には在庫が切れて、そのときのためを考えて今はカレー丼であるとか、親子丼であるとか、そうした新メニューで何とかしたいという話も報道でされておりますけれども牛タン屋さんで代替メニューというのもなかなか厳しいと思いますし、市内では80店舗ぐらい牛タン屋さんがあって、本当に観光目玉でもあり、コンベンション協会では牛タンマップどもつくって力を入れていく中で、本当に今後どういう状況になっていくのか、個店状況、それから市としての対応はどのように考えておられるのか、調査などどうされているのか、その点について伺いたいと思います。 12: ◯地域商業支援課長  ただいまの御質問でございますが、私ども昨年来のBSEの問題が発生いたしまして以来、市内牛タン、また焼肉そういった関連のお店にヒアリングをいたしまして、さまざまな対応があるということを認識している次第でございますが、まず一つは在庫の問題に関しましては、皆様方各店がそれぞれに対応をお考えでございまして、かわりのメニューをおつくりになったり、あるいはまた若干危機意識に乏しいといいますか、まだ大丈夫だというふうな安心のお考えもございまして、まだ対応がとれていないお店もございます。私どもいたしましては、国それから県、牛タン振興関連団体また農政局、そういった外部機関とも連携をとりながら今後、現場の生の声を情報交換という場でお聞きしながら、これから対応をしてまいりたいと思いますけれども、今のところはまだそれほど大きな経営上の影響というのが目に見えた形で顕在化してございません。ただ、将来的にはそういったものがある場合には融資制度などで対応してまいりたいと思っております。 13: ◯福島かずえ委員  今後、七夕や青葉まつりなど、観光シーズンが新年度にいろいろある中で、やはり仙台に行って牛タンを食べようと思っている方たちに対しては、がっかりさせない、あるいは市として個店が仕入れが困る、あるいはお客さんが減る中での経営難などいろいろな状況が今後想定されるかと思いますので、経済局としての対応調査に万全を期していただきたいと思っているのですが、その点いかがでしょうか。 14: ◯地域商業支援課長  今、お話がございましたとおり、私ども経済局といたしましては、外部機関との連携を強化しながら対応してまいりたいと存じます。 15: ◯福島かずえ委員  最後局長にお伺いしたいんですが、やはり聞くところによりますと、牛タン国内産あるいはオーストラリア産よりもアメリカ産の方が価格と品質と比べると、一番アメリカ産がいいということで、需要が多いということで、なかなか輸入禁止というのは厳しいというお話を聞いております。先ほど市場取り引き状況報告でも、BSE関係国内の牛の飼育頭数手控え、あるいは飼育農家が牛を飼うのをやめようと、国内で牛を飼うと元手ももかかるし、大変だからもう輸入でいいんじゃないかみたいな形になる中で、今回のアメリカ輸入禁止というのは非常に大きな問題を含んでいるというふうに私は思います。やはり安全、安心な食べ物を国内で、あるいは地場でつくっていく地産地消の運動も一生懸命取り組んでおられますけれども、やはり自給率向上という点で、生産者を励ましていくという点で、本当そういう意味経済局役割は非常に重要であると思っておりますので、改めて最後生産流通消費の各段階で責任を負う経済局として、食肉のみならず、食料自給率向上のために一層の御努力をお願いしたいと思いますけれども局長の所見を伺っておきたいと思います。 16: ◯経済局長  今回のアメリカBSE発生につきましては、どちらかというとアメリカは進んでいるという間違ったイメージがあったのではないかと考えております。後ほど報告申し上げますけれども、私どもの方で大動物ラインがオープンいたしますが、オーストラリア、あるいはヨーロッパ、そしてアメリカなどは大変そういったことが進んでいると思っておりましたが、確かにアメリカについてはあまり話題に出てこなかったんですが、北欧やオーストラリアが進んでいるということで、それを参考にしながら今度の施設考えたわけでございます。  今回のこの牛タンの例も、やはり私どもは一番は安全、安心に重点を置かなくてはならないのが基本でございます。あわせて地域商業振興という観点、あるいはお話にもございましたように、観光面としても大変重要な仙台目玉であり、大事なポイントでございますので、そういう観点も配慮しながら支援策を講じていきたいと考えております。  そのために先ほど地域商業支援課長が申し上げましたように、農政局経済産業局、国の機関や県とも連携をとりながら、いろいろな調査をいたしておりますので、そういう情報につきましては、タイミングよく業界の方々にもお知らせするなどして、総合的な支援策を講じてまいりたいと思っております。  それから、安全、安心観点の中での食糧自給というお話もございましたけれども、これは御案内のとおり、国の方でも我が国の食糧自給率エネルギー換算で40%ということでございまして、これを5%とりあえず上げるという目標で今進んでいるわけでございます。私ども仙台市の産業、そして食糧安定供給という観点から考えますと、まずもって、まさに目に見える安心なもので地産地消というものを推進し、農家所得向上消費者の方に安心していただけるようなブランドといいますか、そういう意味での安心度の高い農業、そして市場を通して地域主体意識を強くした流通、そういう中で生産者流通業界、そして消費者関係が円滑にいくように努力してまいりたいと思っております。 17: ◯委員長  ほかに質問等はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18: ◯委員長  なければ、これをもって委員会閉会いたします。...